プロジェクトについて
カメラマン有志団体「燕七十二候プロジェクト」は、燕市およびその周辺地域における四季折々の風景・暮らし・文化を記録しています。目指すのは、燕市の72枚の風景を一冊の写真集にまとめ、2030年3月の成人式にて、燕市の新成人へ贈呈すること。
なぜ、72枚なのか
一年を約5日ごとに分ける七十二候は、日本の季節をもっとも細やかに映す物差しです。暦そのものを紹介するのではなく、この72という単位を「額縁」として借り、燕市の風景を一枚ずつ記録していく——それがこのプロジェクトの骨格です。
なぜ、新成人に贈るのか
2030年3月、燕市で大人になる若者たちへ。生まれ育ったまちの一年を、72の情景として手渡したい。写真集は記念品であると同時に、この土地を見つめ直すための小さな窓になります。
なぜ、届けたいのか
私たちの暮らす燕市は、人口がまもなく7万人を下回ろうとしている、小さなまちです。進学や就職を機に多くの若者がまちを離れ、その流れはこれからも、きっと続いていきます。
それでも、ある程度の年齢になったとき——生まれた街、育った街があるということが、人生の岐路に立った自分にとってどれほど心強いものか、しみじみと感じる機会が増えていきます。写真を撮っている私たちは、たまたまそれを人より少しだけ感じやすい仕事であり、立場なのかもしれません。
だからこそ、燕を離れて、ゆかりのない土地で日々がんばっている人にこそ、届けたい。燕市で生まれてよかった。燕市で育ってよかった。あんな街でも、また今度帰って、心の休息を過ごすのも悪くないな——そう思ってもらえる機会を、72枚の風景で少しでも増やしたい。それが、このプロジェクトの願いです。
メンバー
写真と珈琲 SIIKS を運営し、燕市を中心に撮影・デザイン・ライティングまで幅広い制作を手がける。企業プロモーションから家族写真まで多様な案件に対応。日常に溶け込む風景を丁寧に捉え、燕の四季と土地の空気感を独自の視点で表現している。
大手自動車メーカーの営業を経て家業の金型工場に入社。子会社「株式会社MGNET」を設立。40歳を迎える頃からクリエイティブ業界に関わる中で写真に魅せられ、フォトグラファー活動に至る。2024年フランス国際フォトコンテスト「Prix de la Photographie, Paris」金賞、2025年には「International Photography Awards」等で佳作を受賞。ふるさと新潟を写真を通して世界へ届け続けている。
Instagram @osami_takeda ↗燕市産業史料館の学芸員として20年以上、産業史の研究と発展に尽力。2024年に退職し、現在は「地域の学芸員」として企業支援などを通じ歴史と文化を有形の財産へと変える活動を続ける。写真では地形と暮らし、そして川を中心に撮影。地形が生み出す歴史と営みを紐解く「標本写真」として、誰も撮影しない暮らしの狭間を静かに切り取ることをテーマとする。
Instagram @museo.y ↗広告・雑誌を中心にフリーランスとして活動中。人物・建築写真を中心に撮影。2025年11月につばめ写真館をオープン。家族の今を未来へ繋げる写真を撮影する。
Instagram @tsubame_syashinkan ↗カメラ好きな祖父の影響で写真を始める。ウエディングフォトグラファーを経て、個人との繋がりを大切に家族写真の撮影を続ける。コロナ禍を機に登山を始め、「山」をテーマに制作。主な展示に『三人展 中庭』(2020–2025)、個展『ヤマノモヨウ』(新潟市APARTMENT/2024)など。
写真を“触れられる存在物”として扱い、光を通して撮影した像を印刷することで、像が物へと移り変わる過程を工芸的な手仕事としてとらえ、丁寧にプリントする。写真を撮ることと、写真を作ること。その両方を等しく大切にしている。
Instagram @y_ichi_a ↗学生の頃から写真に憧れを持ち、その楽しさを感じながら活動。かつては自宅の暗室でモノクロプリントを制作していたが、デジタルの時代にはその活用に邁進。「作品は個人、団体は和」をポリシーに、現在は新潟県美術家連盟が毎年秋に開催する「芸展」の運営側でも活動している。
大学進学をきっかけに宮城県から新潟県へ移り、新潟県立大学でまちづくりや地域活性化を学ぶ。卒業後、三条市地域おこし協力隊に就任し燕三条へ移住。写真が趣味となり、現在は風景写真を中心に撮影。2025年10月、宮町商店街のまちトープで初の写真展「neutral」を開催した。
Instagram @cheer_ful_72 ↗兵庫県出身。70カ国以上を旅した後、縁あって燕市に辿り着く。現在は燕市を拠点に、企業・自治体のブランディング写真や映像を制作。燕三条のものづくり文化や自然をテーマに、プロモーション動画やドキュメンタリー作品を多数手がけている。
Instagram @kakeruooka ↗燕市の株式会社MGNET所属。普段は自社ブランドの商品撮影をしたり、写真が大好きな社長をはじめ会社の写真部のメンバーと写真を撮って楽しんでいる。日常生活で心が動いたものを、ジャンルを問わず撮るのが好き。
広告写真制作会社で10年間カメラマンとして活動し、東急百貨店やYAMATOのカタログ撮影を担当。2019年に独立後は、写り込みの強い商品や“見えにくい価値”を可視化する技術を強みに、年間1,000点以上を撮影。燕のステンレス製品など難易度の高い被写体を数多く手がけている。「燕七十二候プロジェクト」では、あえてフィルム撮影に挑み、一瞬の重みと向き合う姿勢を大切にしている。
Instagram @officeatom ↗










